先日、お葬儀をされた70代の男性の故人さまは
趣味で龍や観音様の墨絵をたくさん書かれていたのだそうです。
岡山のお寺の天井絵をお願いされたこともある実力で、
個展もされたことがあるのだとのこと。
作品はみんな譲ってしまわれるのだそうで、
手元にはほぼ残っていないのだそう。
写真は何枚かあるとの事で、それはぜひお葬儀に参列された方に観ていただきましょうと、
飾らせていただくことにし、持ってきていただきました。
それが写真で見ても見事な作品で、実物を見てみたいと思いました。
数日後、故人さまの奥さまが清算に来られた際、
「偶然押入れの中から見つけました」
と、額に入っていないたくさんの龍の絵を持参してくださいました。
まだまだたくさんあります。
どれも素晴らしいです。
奥さまは「私が持っていてもしまっておくだけだから、好きにしてください」
と、話してくださいました。素晴らしいたくさんの絵を前に責任の重さにお断りしたのですが、
「私の好きな絵はしっかり保管していますから」と、言ってくだりお言葉に甘えていただくことにしました。
「良いお葬儀をしてくださって本当にうれしかったです」
とも話してくださり、嬉しい限りです。
これから、こちらの素晴らしい墨絵をたくさんの方に観ていただけるようにしたいと思います。
このようなご縁をいただいたことに感謝です。