安いといっても・・・
葬儀のご相談をして下くださる方が、「ここは安いと聞いた」と言って来られる方がいます。
それは、「安い」と話したかたがどのような葬儀をしたかによります。
極端に言えば、参列者30名の通夜葬儀をされる場合と、参列者5名で通夜無の一日葬をされる場合ではだいぶ費用が違います。
どのような葬儀をしたいのか、例えばお花をたくさん飾りたい、通夜の夜は宿泊したい、参列される方に供養品を配りたい、など実際に打ち合わせしてみないと見積もりは出せません。
家族葬をしたい、家族は5名ほど。しかし家族以外の方が10名ほどいる。
そうなると、家族葬ではなくなります。
家族5名だったら供養品は必要ないでしょうし、芳名帳の用意も必要ありませんが家族以外の方が参列するとなるとそうもいきません。
失礼のないように来られた時の対応や、焼香のご案内や供養品を配るタイミングなどスタッフの対応も変わってきます。
また、ご遺体の目や口が開いた状態を直してほしいという場合は、やはりプロの方にお願いしなければしっかり出来ません。
そうなるとそれも費用になります。
つまり、このように打ち合わせの内容によって費用はだいぶ変わってきます。
なので、“ここまでしか出せない”という場合は、ご予算を言っていただければと思います。
それならば、その予算でどのようなことが出来るのか説明できます。
そして、そのような相談は亡くなる前にしておくことが望ましいです。
亡くなってからでは、動揺した心のままで冷静に決めることが難しいので。